1979年製 Greco プロジェクトシリーズ SE1200
(おやじレポート by グレコおやじ)

グレコ・オリジナルMH803ペグ、ハードロック・メイプル1ピースネック、セン1ピース・ボディー、ピックアップ・ディマジオ社ファットストラト×3、カシュー塗装、重量3.5kg。(→1978年モデルとの比較

1979年、グレコ・コピーモデルは色々な面で変わって行くのだが、このSE1200も改良された点がかなりある。
外観からは、ピックガードの素材が変わったのだろうか? 裏側にシリアルの入ったオリジナル・ピックガードなのだが、'78年製と違い今現在も白いままである。
ボディーカラーはナチュラルで以前レポートしたSE1000と同じカラーなのだが、塗料がラッカーからカシューに変わったせいか色彩・質感は相当に違う。
ヘッドは1弦側ナット付近アール部の面取りがされ、かなり丸みを帯びている。
ネック・グリップ形状もV型になり、段があったヒール部は段付きを無くし他社を大分意識した作りになった。
内部はネック側ジョイント部にアルファベットの[T?]らしき赤色のスタンプが押してあり、ボディー側ネックポケットには〇の中に[林]の印がある。
個人名の捺印は他にも[渡部][中林]を他機種で確認しているが、次回レポート予定のEG1200・1500にある〇に[カ]の文字も個人名なのだろうか?
ボディー・ザグリには他のプロジェクトシリーズ同様に金属板でシールドが施されているのだが、今回はその下に文字等の記載は無かった。(→分解内部

'77年から'79年のプロジェクトシリーズSEモデル4機種をレポートしたが、この時代の上位モデルはコピー度云々より、いかに手作業で丁寧に仕上げているかをアピールしており全てにマツモク製ギターの温もりを感じる。






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