栗歩さんのEG58−120


1983年のEG58−120、製造番号「3 40××」です。私は2nd. オーナーで、ミントシリーズになった後のものです。バック1ピース、トップはキャビ内の塗装はありませんが、そのブックマッチの見事さからラミネートと思っています。カラーは最初から退色・黄変のレモンドロップ、バックのカラーも少し明るい。全くのカタログ通りのスペックだと思います。指板のインレイは、パーロイドで貝ではありません。これの特色といえば、バックとネックのマホガニー部にうっすらと杢が浮いている事でしょうか(画像で見辛いかもしれませんが、実機もそんなものでネックの方はつい先日気付きました)。ネックヒール部のツギ板は無しのディープジョイント。メタルパーツの耐性は高いようで、あまり錆が出ません。トップのカーブが残っている所に、無理やりフラットなエスカッションが付いているのでフロントの中央ブリッジ側が割れてしまいました。ピックアップポールピース直上密着で(F)918ガウス(R)920ウスでした。3本の中では、もっとも高い値を示しており、ラウドな気がします。(2004年5月:文・撮影=栗歩さん)







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