H79(1979年8月期出荷)のGO900後期型。後期型GOにおいては、全グレードで、アーチドトップ・ボディ、22フレット仕様ネック、チョコレート色カバーのPU−3DSピックアップが採用された。Vol.10カタログにはGO1400として、前期型仕様にT.S.ビブラートをつけたギター(24フレットのネック、アイボリーカラーのPU−3Dピックアップ搭載)が掲載されたが、これは相当に少数しか販売されなかったようだ(PU−3DS、24フレットのT.S.ビブラート仕様もある)。後期型では、まず900と700の2グレードに整理された後、1000が追加発売された。900はゴールドパーツ、シングルサウンドSW×2(前期型の下側SWはリア用フェイズ)、7ピース・スピードウェイネックとされ、これに対し700はクロームパーツ、5ピースネックだったので容易に区別が付く。セン/セン/センの3層ラミネートボディ、ローズ指板(オーバルインレイ=900のみ白蝶貝)、ネックの材質などは共通だった。しかしGO1000はかなり異なる質感のものとなって登場し、ウォルナット/マホガニー/ウォルナットのツヤ消し塗装ボディで、ブリッジとテールピースがGO系ではないもの(部品番号としてはBR−GO10など)がつけられた特色がある。またこのころのGOシリーズを思うとき、富士ローランドのギターシンセサイザー・コントローラーG808、G303の存在を忘れることができないだろう。なおPU−3DSピックアップには面白い特徴があり、コイルタップ時にパワーを失わないことが謳われていた。ハムバッキング時には4900+4900の9800ターンが使用される。シングルSWをONにすると4900+1900の6800ターンのコイルからの出力が得られ、シリコンによるノイズカットと相まって幅広い音作りが可能と紹介されていた。なおプラス・アルファの巻き線を持つのは、6角ポールピースが露出した側のコイルで、他方はアイアンバータイプのポールピースを持っている。機能切替に使われるミニSWは、時期により2種類がある。当初は前期型同様の「ピン・タイプ」でニッケル・メッキのものが使用され、途中から角型で黒い部品にかわった。なお、重量については4.0Kg(弦込み)と報告しておく。 |